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やぎ座のヒトリゴト

僕の思ったことを書いていきます。雑記ブログです。

「20代にしておきたい17のこと」を再読した感想を書く。

「20代にしておきたい17のこと」

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概要

著者:本田健。刊行:2010年4月。気がついたら5~6年くらい前になるんですかね、最近の自己啓発系の本ではもう当たり前に見られるようになった「~~するための〇〇個の法則」みたいな題名に数字が入っているような本。おそらくこの本から流行っていったんじゃないかと思います。自己啓発書というのをカジったことのある人は一度は見たことのある名前じゃないでしょうか。10代、20代、30代、40代、50代、60代と各年代においてしておきたいと思われることを綴ったシリーズの20代編ですね。僕は本田さんを「ユダヤ人大富豪の掟」という本で知ったのですが、どちらもとても有名ですね。

この本も読んだのはずいぶん前になります。今回はこれはとは別に「就職する前にしておきたい17のこと」という本を読んでいて、実はそっちの方を紹介するつもりだったのですが、ふと「重なる内容があるのかな」と思い読み返して気が変わりました。就職しててもしてなくても20代は20代ですからね。括りが広い方が勧めやすいと思ったのです。もっとも、20代が過ぎてしまったから、就職してしまったからといって全く為にならないような内容でもないとは思いましたけどね。

感想

内容は比較的簡潔なのかな、という印象を受けました。まあタイトルにあるとおり17つのしておきたいことを箇条書きじゃないですけど書き出して、1つ1つを淡々と噛み砕いていくような感じです。今思うと、ちょっとブログっぽいですね。本を読むことを日常にしている人からしたら物足りないような分量なんですけど、だからこそ、とても読みやすいです。おそらく沢山の人に読みやすいようにあえて分量を絞っているんじゃないかと僕は思います。内容も具体的で難しい言葉も少なかったです。そして極めつけは12章「人生が変わる本と出会う」というところ。ここで著者の本田さんが影響を受けたという本が17冊紹介されています。「富の福音」「思考は現実化する」から始まり名著が目白押し。

おそらくこの本はこれから自己啓発系の本を読んでいこうという人、もしくはそういうものに興味がある人への入門書のような側面があるのではないかと思います。意図したものかどうかはわかりませんが、そう思うと腑に落ちる点があります。もちろんただ名著を紹介しているだけの本かというとそんなはずがなく、一冊の本としても素晴らしい内容です。「なんか、こんな風にただ過ごしていていいのだろうか。ダメと言われても、何をやったらいいのかわからないけど。」みたいな、そんな漠然とした疑問を持つ人への良いガイドブックになるでしょう。別に今に疑問なんて感じてないぜという人も一度は読んでみてください。地図はあるに越したことはありません。

今に疑問を感じる人にも感じない人にも、読書が好きな人にも苦手な人にも、いろんな人への最小公約数的な回答となりうる。あらゆる20代に向けて書かれた間口のかなり広い一冊だなと思いました。

良い本は再読しても良い本ですね。

 

 

(最終更新:2018/09/13)