僕の感じた「再読のすゝめ」
ここ数日間連続して投稿してます。
ちょっと目まぐるしくなりがちなんですけど、今日も書かせてもらいますね。今回も読書に関する話です。
前回更新した記事の内容もそうだったのですが、ここのところ以前に一度読んだ本をもう一度読みなおすという読書の仕方が多いです。僕の懐古厨的な側面がそうさせているのかどうかはさておき、そういう読み方を始めてからなかなか発見が多いのでここでまとめようといった次第です。ではいってみましょうか。
受け取り方が変わってくる
再読の最たる魅力のひとつですね。人間、自覚はなくとも生きていれば少しずつは変わっていくもの。そうして時を経てからもう一度あの時手に取った本を読み返すと、物語は違った表情を見せてくれるんですよね。別に話の成り行きが変わっているとかそういうことじゃなくって、初めて読んだ時には見えなかった部分が見えてくることが多いのです。わかりやすいのだと、シリーズを通して読んでもう一度一巻を読むとこっそり張られていた伏線に気付くとかそういうやつですね。もう少し深い話だと、感情移入する登場人物やその度合いが変わっていたり、イマイチぴんとこなかった台詞の意味がやっと理解できたりといったことがあります。よく言う「読むたびに新しい発見がある」とかそういうことです。
思い出に浸れる
これは前の記事でも書きました「本の物語は、ただその本の内側だけに完結しない」って話にちょっとカブってくるのですが、一度読んだ本を再読していると、その本を初めて読んでいた頃の気分に浸ることがあります。まあ沢山本を読む人なんかはそうでもないのかもしれませんが、こうまあ思い出に浸れるんですよね。文字通りです。これを読んでいた頃の世界はどうだったとか、当時の自分はどんなだったとか。アルバムや日記を見返すのとはまた違った記憶の蘇り方なんですよね。「懐かしさ」といってしまえばそれだけなんですけど、ひと言では若干割り切れないところがあると思います。
変わらない自分も自覚できる
良い本は再読しても良い本です。そして、それを良い本だと思った自分の価値観は、時間とともに変わることはあっても、経てきた過程は無くならないものです。同じ本を数年越しに読み直して同じところで「なるほどなぁ」なんて思えたら、そこには案外変わらない自分がいるかもしれません。自分の再確認みたいな作業ができるんですよね。別にそれが自身の人生に必ずしも影響を及ぼすというわけではないのですが、僕は悪いもんじゃないと思います。なんか答え合わせみたいで楽しいですよ。
この辺で
もう1000文字超えたのでまとめますね。ざっくり言うと、物語を今の自分とだけじゃなく、過去の自分とも照らし合わせながら読めるというのが再読の良さなのかなと思いました。皆さんも本棚に眠ってる大好きだった一冊、引っ張り出してみてはいかがでしょうか?
(最終更新:2017/12/08)