やぎ座のヒトリゴト

僕の思ったことを書いていきます。雑記ブログです。

浮かれる街に酔ってしまってもいいかもしれない

今週のお題「お花見」というわけで。どうも、春ですね。

日中はすっかり暖かい日差しが降り注ぐようになりました。同時に桜もそろそろ見納めな頃ですね。世間にこんな陽気が漂っていれば当然といえば当然なのですが、この季節はどうも浮き足立った雰囲気があって苦手なところがあります。桜を見にいけば昼からお酒を飲んでドンチャンやってる人達が大勢ですし、街を歩けば新しい環境に心を躍らせる若者達の笑い声が溢れています。

嫌いか、というと、そんなことはないんですけど。

何というか少し遠ざけたいのです。その場の空気が全体的に緩んでいるようなこの雰囲気が、頭の冷えた人なんてどこにもいないんじゃないかと思ってしまうようなこの状況が、おそらく僕は不安に感じるんじゃないかなと思います。この地に足が付いていない人ごみの中で流されていたら、このままどこかへ飛んでってしまうんじゃないだろうか。

とか、そんな気がしてしまうと言ったらちょっと大袈裟かもしれませんけどね。

 

3月下旬に歩いた夜の上野公園は昼間の陽気とアルコールの匂いと人々の騒ぎ声が混ざり合ってました。ごちゃ混ぜのそれらが薄暗いチョウチンの灯りに充てられて、揺らいで、まるで異世界か夢の中か。おでん屋台の脇の長机へ落ちる桜の花びらがくるくる回って紙ふぶきのよう。ラムネを飲みながら通りを流れていく人達をぼぉっと眺めていて「この雰囲気に、お酒と一緒に流されてみるのも良いのかもな」と思いました。非日常を模したこの虚像も、アルコールで輪郭をぼかしてしまえば、現実のように溶け込めるんでしょう。それもまた一興。

帰りの電車で缶コーヒーをすすりました。不思議な夜の片鱗が見えた気がしました。