/* 以下google広告 */

やぎ座のヒトリゴト

僕の思ったことを書いていきます。雑記ブログです。

「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」を再読した感想

クビキリサイクル 青色サヴァン戯言遣い

f:id:sinajirou:20180727003119j:image

概要

著者:西尾維新 発行:2008年4月15日 

懐かしい本をもってきました。物語シリーズで有名な西尾維新さんのデビュー作ですね。本作を一作目に「戯言シリーズ」として物語は6作、冊数にして9冊続いています。同じ世界観での番外編としては「人間シリーズ」と2014年から連載が続いている「最強シリーズ」があり、全部合わせると結構なボリュームになります。

本作は、絶海の孤島に住む財閥令嬢赤神イリヤに招待されて屋敷を訪れた天才・玖渚友とその付き添いの僕が、同じよう屋敷に招待されて集まった4人の天才達と密室で起きた首切り殺人に挑みます。シリーズの原点として、天才と凡人、その間にある才能がテーマに据えられています。「名探偵」だったり「密室殺人」みたいなミステリの要素が多いですが、シリーズがクライマックスに近づくにつれだんだんとバトル展開が多くなっていきます。

感想

僕が西尾作品を読み出した最初の1冊目です。当時は化物語が既に放映されていたのですが、流行に乗りたくないとかそういうちょっと捻くれた発想でこの本を手に取った記憶があります。初作にして西尾節爆発ですよね。登場するキャラクターの名前とか肩書きとか、地の文の節回しというか言葉使いというか。最初から出来上がっていたんだなぁと思います。カッコイイ。西尾さんの作品はその独特な文体で好き嫌いが割れるのですが、僕は好きです。というか、モロに影響を受けました(苦笑)

当時の僕はまだ厨二病的な精神を引きずってたんですかね。僕がブログを書く時に文章の口当たりの良さとか、字体のカッコヨサとか気持ちよさを意識するようになったのは、この人の作品を読んでいたからと言っていいでしょう。小説の文章にマンガ的なカッコヨサが入ってくるのは当時の僕にとって新しかったんですよね。他にもいろいろ伏線を張ったりしながらも強引と言ってもいいくらいの超展開で話を閉めたりと「何だこれ、こんなのありかよ」と思わされることがありました。

西尾維新といえば」と言われるとやっぱり「物語シリーズ」だったり「めだかボックス」だったりが有名なのかもしれませんが、僕は「戯言シリーズ」を推したいと思います。ハマる人はドハマり必至。西尾維新が好きなら是非読んで欲しい。そんな作品です。

 

シャフト製作でアニメにもなってます。見たい欲しい見たい。 

(最終更新:2018年7月27日)