シールドを自作してみました。
今回はどこまでもタイトル通りの内容。エレキギターをでっかいスピーカーに繋ぐケーブルを自分で作ってみました。それをまとめておきます。
この記事でも書きましたが、エレキギターは値段が高いのはもちろん、その周辺機材もけして安くはないのですよね。音にどの辺までこだわるかの個人差ではありますが、今回作ったケーブルは普通に買おうと思ったら一本1000円~2000円くらいはかかってきます。ところが自分で作ってしまえば格安で調達できるわけですね。長さも自分の好きな長さで作れるのでウマウマです。
作り方は主にこの動画を参考にしました。ここに限らずググればいくらでも出てきますので、興味のある人は調べてみることをオススメします。では、いってみましょう。
1. 材料紹介
まずは今回使った材料を紹介。
まずはこれ。いきなり既製品キタ。プラグ部分が劣化してきてノイズが入るようになったfenderシールドです。僕の愛用のシールドでずっと使っていたのですが、さすがにノイズが酷くなりました。別に断線したわけではないので、今回両端を切り落として再利用します。
今回取り付けるプラグ部分ですね。「classic pro」というメーカーのものを使いました。種類は主にこのL型とI型の2種類ですが今回は両方を1つずつ使います。
そして画像はありませんが、線を繋ぐハンダとハンダコテ、接続部分を守る収縮チューブにはさみとカッターナイフですね。
パーツはここから買っています。おなじみ、サウンドハウスですね。
楽器屋さんでも比較的普通に手に入りますが、使いたいパーツの種類によっては売っていない場合も多いので、そういう時に通販サイトは心強いですね。
2. 下準備
まずケーブルの両端をはさみで切り落とします。バッツン。
市販の切り売りケーブルはもう切断された状態で売られるので、1から作る人はいらない工程ですね。そして切ったケーブルにカッターナイフで切り込みを入れます。
だいぶ大雑把ではあるんですけどシールドの構造はこの様になっていまして、外側の線と内側の線の2つをプラグにハンダ付けするんですな。なのでまずは外側の線をこんな風にあらわにしてからほぐしてネジってあげる。
それから内側も同じように切り込みをいれてむき出しにする。
ちょっと工程すっとばしちゃってますけどこんな感じになります。
3. ハンダ付け(準備)
いよいよ今回の肝にして電子工作1面ボス、ハンダ付けです。
2番の最後でしれっと済ませてましたが、まずハンダでくっつける部分にあらかじめハンダを乗せておきます。プラグの方もこんな風に。
ちょっと下手なんですけど初めてなんで大目に見てください。2番の最後で線の先っぽが銀色になってたのはこの工程を終えたあとの画像しかなかったからです。撮り忘れました、ごめんなさい(;▽;) こうしておくと、あとはくっつける部分を重ねてそこにこてをあてるだけになるんですね。
ちなみに後から調べた話ではハンダを乗せる前にこてで乗せる部分を温めておくとキレイに乗るそうです。乗せた時点でそこそこ暖かかったので、結構温度を上げる必要がありそうでした。でも熱し過ぎると壊れたりするのでご注意。
4. ハンダ付け(本番)
くっつけます。それだけ。カバーと収縮チューブにケーブルを通してからくっつけてね。じゃないと接合部がむき出しになっちゃうヨ。
5. 仕上げ
あとは収縮チューブをドライアーできゅっとしてから蓋を閉めるだけ。
でも、その前にちゃんと音が出るかチェックしといた方が良いかもですね。慣れてしまえば不要かもしれませんが僕は初めてで自信無かったのでやりました。良い音が出たとさ。
僕のチューブはドライアーでは縮まなかったのではんだこての脇をあてて縮ませました。こんな感じ。
6. 完成
蓋を閉めれば愛用シールドが少し短くなって復活。これで演奏中にバチバチ鳴るなんてハプニングとはオサラバだ!
感想
ハンダ付けは思った以上に奥深かったです。上の動画じゃ本当に簡単そうに行われてますが、実際やってみると結構難しい。というか、繋がってもあんなにキレイに仕上がらないんですよね。そう思ってちょっと調べてみるとやっぱりノウハウがあるようです。将来的にはエフェクターやギターの改造なんかも考えてるので、勉強していきたいですね。
今回のついでにパッチケーブルも作成しました。長さが違うだけで作り方は全く同じです。自分のボードに合わせた長さが作れるので、自作するメリットはこっちの方が大きいですね。
そんなわけで、初めてハンダ付けというものをしてみた記録なのでした。