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やぎ座のヒトリゴト

僕の思ったことを書いていきます。雑記ブログです。

日曜日の昼にテレビを観るだけだった大人達

ただ、何をするわけでもない。

待ちわびたはずの日曜は朝寝坊をすることから始まります。起きてみたところで、急いで顔を洗って歯を磨く必要も無いから、もう少し眠ってみる。昼前に着替えてスマホを見ながらダラダラ過ごして、気が付いたら昼過ぎになっている。

「今日、何するんだっけか。」

子供の頃の土日といえば、そりゃもうハッピーなものでした。金曜のウチに誰かと遊ぶ約束をして、朝食を食べるや否や出かけていく。昼になったら一旦お昼を食べに家に帰り、午後になったらまた出かけていく。予定でぎっしり、やることは沢山です。夕方に始まるサザエさんは僕の心を軽く憂鬱にすらさせました。そんな僕の一方で父はいつも朝寝坊です。一緒に遊びに行こうと僕は布団にまたがって起こします。友達と遊びに行くときは僕を横目にテレビなんか観てたりして。何をするでもなく。別に楽しみにしてる番組じゃないなら、何かして遊んだ方が楽しいのに。

そうやってソファに埋もれてテレビを観ている父と、ベッドに寝転がってスマホを見る自分が重なるようになったのはいつからでしょうか。いつから僕はこうやって見たくもないツイートを見送りながらタイムラインを流れてるんでしょう。やりたいことなんて、今も昔も数え切れないくらいあるはずなのに、日曜日の僕は何もできないまま画面の向こう側を眺めている。

僕の父もこんな気分だったんでしょうか?

やりたいことはあっても、能動的に動こうとする気力も無ければ後押しする環境も無い。大人になった今ではお金に換えがたいほど貴重なモノになってしまった大切な休日の時間で、沢山あるやることリストの中からどれか1つなんて選ぶことができず、つい可能性の中に残り半日を放り込んでしまう。そうやって気付いたらサザエさんが始まっている、そんな日曜日の過ごし方。

「これではいけない。」そう思いながらも、日曜の昼過ぎにウチくるを見ていた大人達の気持ちがわかった気がしたこの頃でした。